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2023-04

FFmpegの使い方 ドラッグアンドドロップする

FFmpegを簡単に使うには、あらかじめバッチファイルを作っておき
そこに、tsファイルをドラッグアンドドロップ(DD)するのが簡単である。

いくつか設定をしたバッチファイルを作る。
すべてh264変換にしたい場合だ。
FFmpegとバッチファイルは同じディレクトリ(フォルダ)にしているのが前提です。

その1
cd /d %~dp0
ffmpeg.exe -i %1 -vcodec libx264 -aspect 16:9 -s 1440x810 "%~dpn1.mp4

これをメモ帳に記述し、拡張子.batで保存する。
解説
1行目
cd /d %~dp0 これはdosコマンドである。これを入れておかないと動かない。
cd=コマンドプロンプト
/d=ドライブ指定オプション
%~dp0=(バッチファイルの場所から見て)DDしたファイルが置かれているカレントディレクトリをフルパスで指定する
2行目
ffmpeg.exe = 実行するプログラム
-i %1 = DDしたファイル名を取得(引数として取得)
-vcodec libx264 = H264で変換
-aspect 16:9 = 画面の比率
-s 1440x810 = 画面の解像度
"%~dpn1.mp4 = DDしたファイル名で、DDしたドライブのあるフォルダにmp4で出力する。tsファイルと同じ場所に出来上がる。


音声変換は指定していないので、入力ファイルtsと同じコーデックのAACになる。
画質はFFmpegのデフォルト設定値medium ?のようだ。

その2
FFmpegの設定を変えてみる
cd /d %~dp0
ffmpeg.exe -i %1 -vcodec libx264 -aspect 16:9 -s 1280x720 -b 2800000 "%~dpn1.mp4

解説
2行目にFFmpegのオプションをつけてやればいい。
-s 1280x720 =  画面の解像度
-b 2800000 = 動画のビットレートを指定、これは2.8M、FFmpegのデフォルトより軽い仕上がりになる

動画の品質は-crfでも指定できる。

-crf 20 = 約40%に圧縮のよう
0から51の値にできる、小さいほど、高画質。このモードは1パスのみになる。
動画の品質を指定しない時は、デフォルト値23のよう、約20%に圧縮みたい

その3
FFmpegの設定を変えてみる
動画の切り出し設定
cd /d %~dp0
ffmpeg.exe -ss 30 -i %1 -vcodec libx264 -aspect 16:9 -s 1280x720 -b 2800000 -t 3000 "%~dpn1.mp4

解説
2行目にFFmpegのオプションをつけてやればいい。
-ss 30 = 開始位置を秒で指定、これは頭から30秒の位置
-t 3000 = 終了位置を秒で指定、これは開始位置から3000秒の位置まで(50分間の場合)
これでもOK
-ss 00:01:00 = 開始位置の時間指定、これは頭から1分の位置 
-to 00:01:00 = 終了時間の指定、これは開始位置から1分の位置まで(1分間の場合)

終了位置の設定が、頭からの時間でないのに注意が必要だ
-t でも -to でもいいようだ

切り出し位置設定はややアバウトのようである
-ss は -i の前がいいらしい、入力ファイルがエンコード開始する前に指定位置になる
この位置設定オプションを使うと、事前にtsファイルの分割をしなくてすむ


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